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苛性カリから作る液体シャンプー |
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苛性ソーダから作る固形石鹸は割りとポピュラーになってきていますが、固形ではなく液体状の石けん(リキッドソープ)、いわゆる液体シャンプーを作る人も増えてきていま.す。 |
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固形石鹸との作り方の違いは? |
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まず大きな違いは、苛性カリを使用すること、鹸化率を100%以上にすることです。
苛性カリと植物性油脂+水でソープ素地という固形状の種を仕込み、これに水分を加え液体状にして使用します。種を型に流し込みそのまま熟成させる固形石鹸とはかなり違ってきますね。
液体石けんの基材に使われるのは苛性カリです。最近では植物性油脂を扱っている素材屋さんでも苛性ソーダ(NaOH)と苛性カリ(KOH)の値がよく掲載されているので探す手間が省けます。
さらに重要な部分として、液体石けんでは鹸化率を100%以上にしなければなりません。過剰油脂を残すと、液体石けんの表面にオイルが浮き、使用感も油っぽくなってしまい、また、乳化され色が不透明になり洗浄力も落ちてしまいます。 |
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苛性カリの鹸化値と計算方法 |
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目的の苛性カリ値が見つけられなかったら、次の計算で簡単に鹸化値を求めることが可能です。
●苛性ソーダの鹸化値×1.4=苛性カリの鹸化値
【例】オリーブオイルの苛性ソーダ鹸化値は0.134
0.134×1.4=0.1876
よって0.1876が苛性カリの鹸化値になります。
それでは実際にそれぞれの植物油脂で求めた鹸化値で苛性カリの総量を計算してみましょう。
【例レシピ1】オリーブオイル100g、ココナッツオイル50g、グレープシードオイル50g、総量200g
・オリーブオイル100(g)×0.1876=18.76(g)
・ココナッツオイル50(g)×0.1771=8.855(g)
・グレープシードオイル50(g)×0.266=13.3(g)
18.76+8.855+13.3=40.915(g)
40.915(g)がこのレシピに必要な苛性カリの量になります。
水の量は苛性カリ値に3を掛けた値です。40.915×3=122.74(g) |
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無水アルコール |
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無水エタノール(アルコール)は加える方法と加えない方法があります。
アルコールを使用する場合は作業時間が短縮できますが危険も伴いますのでより慎重に作業する必要があります。アルコールを使用しない作り方は時間がかかり失敗する可能性も高くなりますがとても安全に作る事ができます。ここでは使用する方法を説明します。 |
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液体石けんの作り方 |
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手順1
電子計りを使用しボールに計算した分量の油脂を全て入れます。無水エタノールと精製水もそれぞれ電子計りで量り別容器に入れます。
手順2
穴を開けた蓋つきの空き瓶に計った分量の苛性カリを入れ、その中に精製水を加えて苛性カリ水溶液を作ります。
手順3
ボールに入れた植物オイルを湯煎し75度になったら、一度火から下ろし苛性カリ水溶液を加えます。再び湯煎し、85度になるまで静かにかき混ぜます。
手順4
85度になったら火を止め無水エタノールを加えます。※引火を防ぐため必ず火は止めます。湯煎をしながら、シリコンのゴムヘラでゆっくりと全体を混ぜ合わせます。底の方からブクブクと泡立ってきたら、かき混ぜるのを止め、泡がおさまったら再びかき混ぜます。これを繰り返すうちに泡が次第に小さくなっていき、石けんの元がジェル状に変化していきます。ここまでの作成時間は約30分ほどになります。
手順5
完全なジェル状になったら、ふた付きのタッパーなどに移し変え、保温箱を用意し固形石けんと同じように数時間から1日ほど保温させます。液体石けんの元の完成です。
使い方
固形ベースの液体石けんの元を水で溶かして使用します。希釈する水の量は、石けんの元の重さの約4倍。溶かし方としては、鍋に石けんの元と水を入れ暖めながら溶かすか、耐熱瓶などに石けんの元を入れ、熱湯を上から注ぎ入れます。 |
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シャンプーにとろみを加える |
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通常、手作り液体石けんは手に取るとこぼれ落ちてしまう、さらさらした液体状であり、市販シャンプーのような粘度はありません。これにトロミをつけを使いやすくするためには「キサンタンガム」を使います。「キサンタンガム」でジェル水をつくり、それに石けんのもとを溶かします。 |
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液体石けんのPh値 |
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できあがった液体石けんの素地を密閉ボトル容器などで1日ほど保温することで、アルカリ度が自然に下がり、肌に使用できる状態に変化していきます。もし、アルカリ度がPH10以上あるのなら、クエン酸溶液やハチミツなどを加えph値の様子を見ながら調整することも可能です。
ph値の調整に良く使用される天然添加物。
クエン酸、ホウ酸、GSE(グレープフルーツシードエクストラクト)、レモン汁、ハチミツ、アロエジェル、シルクアミノ酸 |